年齢による髪の変化

美容の悩みは年齢とともに変化します。なかでも深刻なのが、薄毛の悩み。実は、女性も薄毛で悩んでいる人は多く、女性専用の毛髪クリニックなども見かけるようになりました。女性の髪と年齢は、どのような関係なのでしょうか?

年齢に伴って薄毛になる主な原因

髪の本数が減っていく老化のサイン

図:髪の根元

髪の根元を見ると、ひとつの毛穴から数本の髪が生えています。しかし、1本1本の根元を包んでいる毛包は別々に存在しています。

(1)この毛包が集まっているグループを毛群と呼びますが、1毛群につき2~3本、多いときは4本以上の髪が集まっているのです。 (2)しかし、老化とともに1毛群あたりの髪の本数は減っていく傾向に。

頭頂部では、2~3本あった毛群が40代になると徐々に減っていき、50代では約2.0本と減少してしまうのです。

髪が細くなると薄毛に見えて老けた印象に

「疲れがなかなか取れない」「若いときのように無理がきかない」など、体力の衰えを感じたときに意識してしまう老化という2文字。

年齢に伴ってからだの機能が低下するということは、髪を生み出す力も落ちている、ということ。1本1本の髪が細くなり、やわらかくコシのない髪になると何となく寂しいイメージに。薄毛に見えて、老けた印象を与えてしまいます。

年齢により変化する髪トラブル

女性が薄毛になる原因は、老化現象だけでは片付けられません。ホルモンバランスの乱れや血行の低下、不規則な生活、ストレスなどさまざまな影響も受けます。また、薄毛をはじめとした美容の悩みは年齢とともに変化していきます。

30代女性に多い髪のトラブル

髪のパサつきや頭皮の乾燥が気になってくる30代ですが、仕事のストレスや妊娠・出産によって一時的に抜け毛が増えて薄毛になる場合があります。

仕事のキャリアアップや育児で忙しく、疲れている自分の顔を見て「老けたかも!? 」と感じはじめる年代です。この年代は、子供や仕事を優先するあまり、つい自分のことは後回しになりやすいもの。

「子供が残したゴハンだけでいいや」「簡単なカップ麺で済まそう…」などという食生活を続けていたら、髪はますます栄養不足になり、薄毛を招いてしまいます。

栄養不足は、根本からの美容ケアによって自分自身で改善できます。からだや髪を守るためにもバランスの良い食事を心がけましょう。

40代女性に多い髪のトラブル

「若いときとは違う」と、からだの老化サインを実感してくる40代。女性ホルモンや代謝の低下に伴って、シワやシミといったエイジングサインだけでなく、「髪が細くなって、コシがなくなった」「ボリューム不足を感じる」など薄毛のサインに気付きはじめる年代です。

また、白髪が気になってくるのもこの時期。白髪染めなどのダメージによって、髪の内部をスカスカにさせないための注意を心がけたいもの。

この年代で注意したいのは、無理なダイエット。食事を抜いたり、特定の食品ばかり食べていると栄養のバランスが崩れて、老化のスピードを早めてしまいます。

健康的なからだや髪のためには、ヘアケアなど外からのケアにプラスオンして、栄養バランスを考えた食生活を送ることが大切です。

50代女性に多い髪のトラブル

50代は、老化との向き合い方を真剣に考えるシーンが増えていきます。

個人差はあるものの、女性は平均して 50 歳前後に閉経を迎えます。この前後5 年間は、女性ホルモンの分泌が急降下する時期。ホットフラッシュなど更年期の症状もあらわれやすく、抜け毛に悩むことが増えてきます。

また、女性ホルモンの減少に伴って男性ホルモンが優位になると、部分的な薄毛になる女性男性型脱毛症(FAGA)などの症状があらわれるケースもあります。

この年代は、これまでの悪しき習慣をリセットする時期。食生活やライフスタイルを見直しながら、これからの未来に向けたからだづくりを。バランスのとれた食生活で、イキイキとした髪と地肌の栄養をサポートしましょう。

すべての年齢で気をつけたい栄養バランス

年代ごとに起こりやすい髪トラブルの原因を紹介してきましたが、どの年齢でも共通で押さえておきたいポイントは毎日の食生活です。

毎日の食事は健康のバロメーター。髪もからだも食事で摂った栄養素でつくられています。といっても、心身の調子が悪くて食欲がないときに、無理して食べるのもストレスです。

消化のいいものや食べられそうなものを食べて、足りない栄養素は女性にうれしい高品質サプリでカバーするなど、栄養バランスを意識した食生活を心がけましょう。

自分でいかようにも変えられるのが、栄養のバランスです。ご自身に最適な方法や工夫を取り入れながら、“3monthsチャレンジ”を心がけてみませんか?