ヘアアイロンの使い方〜ボリュームアップにも!

ヘアアイロンは、髪が傷むと思っていませんか? 若い世代にとっておなじみのヘアアイロンですが、実は髪の艶を高めたり、髪悩みをカバーするスタイリングに役立つアイテムのひとつなのです。ここでは、ヘアアイロンの使い方を紹介します。

ヘアアイロンを使うメリット

図:キューティクル

「トップにボリュームを出したい」「ペタッとなる髪を根元から立ち上げたい」「ぱっくり割れた分け目を隠したい」…そんな悩みをスタイリングでカバーするアイテムとして、押さえておきたいのがヘアアイロンです。

パーマをかけてボリュームアップ、という選択肢の他に、ヘアアイロンもあります。

また、ヘアアイロンは髪に艶を出したいときにもおすすめです。髪の艶やハリを担っているキューティクルは、開いたり閉じたりしています。しかし、ダメージによってキューティクルは開きっぱなしになり、パサつきや枝毛の原因に。光も乱反射するため、艶感も失ってしまいます。

ストレートアイロンなどは、キューティクルを熱によって閉じて整えるという働きがあるため、おでかけなどの特別な日に髪の艶感をアップさせたい時におすすめ、といわれているのです。

ヘアアイロンのデメリット

その一方で、キューティクルは熱のダメージに弱いため、ヘアアイロンの熱によってダメージを与えていることも事実。

ヘアアイロンの間違った使い方をしていると、艶感アップどころか、髪のダメージを加速化させてしまいます。髪はダメージを受けると、自ら修復する機能がないため、どんなにケアしても元通りにはなりません。

ヘアアイロンは、メリットだけでなくデメリットもきちんと知って、できるだけダメージを最小限にとどめる使い方が必要です。

髪が傷まないヘアアイロンは温度とあてる場所が大切

ヘアアイロンを使いこなすためには、熱の温度と髪にあてる場所が大事です。そのために、まずはヘアアイロンの種類を知ることから始めましょう。ひとくちにヘアアイロンといっても種類があって、目的も温度も異なります。

ヘアアイロンには種類がある

図:ヘアアイロンには種類がある

比較的多いのは、ストレートアイロンカールアイロン。ストレートアイロンは、その名前の通り髪をまっすぐに整えたり、クセ毛を直すときに使いやすいタイプです。内側のプレート部分に髪を挟んで使うため、髪の艶アップにも向いています。

一方のカールアイロンは、巻き髪をつくったり、髪をふんわりさせたいときに使いやすいタイプ。クリップ部分に髪を挟んで、クルクル巻き付けてカールをつくります。

ストレートアイロンとカールアイロンを組み合わせたタイプが、2WAYヘアアイロン。ふたつのバリエーションを自由に選べる、というメリットがある一方で、カールアイロンと同様に丸いアイロン部分が熱くなるため、ストレート用に使うときは火傷に注意しましょう。

周りにブラシが付いているロールブラシアイロンは、ブラシ部分が熱くならないため、火傷の防止や初心者にも使いやすい、といわれています。ただし、カールアイロンに比べるとカールはゆるめです。

どのタイプも一長一短で、プレートの幅や直径もさまざまです。使う目的や髪の長さ、使いやすさに応じて選びたいものですが、温度設定を細かく変えられるタイプのものを選ぶことをおすすめします。

150度以下の温度で髪の根元や中央からスタート

図:150度以下の温度で髪の根元や中央からスタート

ヘアアイロンによって異なりますが、設定できる温度は80度程の低温から200度を超える高温と大きな幅があります。

髪のクセが強い人やしっかり髪を巻きたい人の場合は温度を高くする必要がありますが、それでも180度以内。180度以上の温度は髪にダメージを与える、といわれています。

髪のボリュームアップや薄毛カバー、髪の艶出しが目的の場合は、さらにそれ以下の温度で。適切な温度は髪質や太さ、長さなどによって変わりますが、目安としては150度以下に設定しましょう。

髪が細くて柔らかい人の場合は、130~140度程でも髪をふんわりさせることができます。最初は低い温度であてながら、徐々に温度を上げていき、カールがつく温度を探すのも一策。自分にとっての最適温度を見つけるためにも、細かく温度設定できるヘアアイロンがおすすめなのです。

また、ヘアアイロンをあてる場所は、髪の根元や中央からスタートして、一箇所にあてる時間は3秒以内に抑えましょう。

たまに毛先から髪を巻きはじめる人を見かけますが、それはNG! 傷みやすい毛先が、さらにダメージを負ってしまうので注意してください。毛先は、流すようにスライドさせましょう。

ヘアアイロンでボリュームアップするコツと使い方

ブローをしてブロッキング

図:ブローをしてブロッキング

髪を乾かしながら、ブラシでブローして髪全体を整えます。このとき、髪をガードするスタイリング剤を付けておくと、熱ダメージを軽減でき、スタイリングも長持ちします。

ヘアアイロンを使うときは、毛束を多く取って一気にやろうとしないことが大切。内側から毛束を少しずつ取りながらヘアアイロンをあてていきます。
そのため、事前にヘアピンやクリップなどで髪全体をおおまかにブロッキングしておくことをおすすめします。

耳の前と後ろ、後頭部の出っ張り部分にあたるハチの上と下、後ろは左右など、いくつかにわけておくとアイロンが使いやすくなります。また、ブロッキングは、アイロンをあてる場所とあてない場所を区別するときにも便利です。

サイドの髪をふんわりさせるコツ

図:サイドの髪をふんわりさせるコツ

毛束の中央にヘアアイロンを挟んで、毛先に向かって巻いていくと、ゆるやかなカールをつけられます。アイロンを持っていない手で髪を巻きつけていくと、しっかりしたカールになります。

顔周りの髪は、耳の上と下でブロッキングしておくとやりやすくなります。そのときは、下の髪から巻いていきましょう。

また、左右で巻く強さが変わったり、バランスがとりにくい場合は、下段の髪を内巻きにしたら、下段の髪は外巻きとランダムに巻いていくと、ふんわりとしたカールに。毛束を巻き終えるごとに、軽くほぐすことをおすすめします。

トップの髪をふんわりさせるコツ

図:トップの髪をふんわりさせるコツ

トップの毛束を真上に引き上げて、根元に近い部分をヘアアイロンで挟み、毛先に向かって内巻きにしていきましょう。

もっと簡単な方法は、根元にあてたアイロンを、髪の流れとは逆の方向に滑らせていくこと。例えば、後ろをふっくらさせたいときは前側に、右をふっくらさせたいときは左側に滑らせることでも、根元が立ちあがって動きが出てきます。

後ろの髪をふんわりさせるコツ

図:後ろの髪をふんわりさせるコツ

サイドやトップの髪を巻けても、「見えない後ろの髪はできない」という人は多いのではないでしょうか?
そんなときに役立つのが、ブロッキングです。襟足に近い下の髪から挟んでカールをつけていきましょう。

ロングやミディアムの人なら、後ろの髪を前の方に持ってきてヘアアイロンをあてるとやりやすくなります。ショートの人は、三面鏡を見ながら行うのがおすすめですが、上下と左右にブロッキングして、髪を内側に滑らせるようにアイロンを動かしましょう。

また、後ろの髪を巻くときは首などを火傷しないように注意してください。首元にタオルを巻くなど、肌にヘアアイロンが付かないようにしましょう。

仕上げはドライヤーの冷風を忘れずに

仕上げは、ドライヤーの冷風を当てて、キューティクルをしっかり整えることも大切です。また、ワックスやスプレーなどのスタイリング剤をなじませることで、スタイリングが長持ちします。

ただし、ワックスやスプレーを髪の上からなじませないように注意。ふんわり感をキープさせるためには、髪の内側から持ち上げるようになじませましょう。

ヘアアイロンを使うときの
注意点

ヘアアイロンは、乾いている髪に使います。髪が濡れていると、アイロンの熱によって髪内部の水分まで蒸発させてしまいます。キューティクルにもダメージを与えるため、髪を乾かしてから使いましょう。

よくありがちなのが、一生懸命やろうとするあまり、指先につい力が入ってしまうこと。ヘアアイロンで髪を強く挟んだり、引っ張ったりすると髪はもちろん、頭皮にもダメージを与えてしまいます。

また、スタイリングで「うまくいかない」と、同じ場所に何回もアイロンをあてたくなりますが、これもNG! です。髪の健康を考えて、1回のスタイリングでヘアアイロンをあてるのは1箇所につき1回。ただし熱による髪へのダメージもゼロではないので、日常的な使用は避け、ヘアアイロンを使わない日も必ず設けることをおすすめします。

ヘアアイロンでの薄毛カバーとセットで
栄養バランスを整える根本からの美容ケア

ハリ・コシのある健康的な髪、その土台を支える地肌の栄養をサポートするためには、食生活を整えることが大切です。外からのケアにプラスオンして、根本からの美容ケアも行っていきましょう。